村上孝雄氏死去!弔いはカープの優勝とスカウトの育成で!

先日、日本球界の代打成績についてまとめた。

その中で多くの名前が出てきた村上孝雄(旧姓:宮川)。

現役引退後はスカウトとしてチームを裏から支えて、スカウト部長、そして顧問を務めていた。

スカウトの本当の喜びはチームの優勝であるはず!

村上孝雄と聞くと通算代打安打保持者というより、名スカウトのイメージが強い。

北別府学を皮切りに、津田恒美や緒方孝市、そして前田智徳などの名選手を獲得した。

80年代はカープの黄金期であったが、その裏側には、村上孝雄を含めたスカウト力の高さが関係してるはずだ。

逆指名制度が出来てからカープの低迷が始まっており、スカウトがカープ常勝期を支えてと言っても過言ではない。

しかし、緒方孝市や前田智徳が若い頃の1991年に優勝して以降、カープは優勝していない。

スカウトは自分が発掘した選手が1軍で活躍してくれるのが嬉しいと思うが、それ以上にやはりチームが優勝することが一番の喜びだと思う。

晩年は顧問となり現場からは離れたが、最後にもう一度カープの優勝を見たかったに違いない。

 

村上孝雄が主担当となっていたのは、九州地区。

今はそのポジションを鹿児島商工出身の田村恵が務めている。

大瀬良大地のドラフト時にくじ引きしたことで注目を集めているが、お膝元である福岡ソフトバンクホークスに負けじと松山竜平、今村猛、安部友裕などの獲得に尽力している。

自らも村上孝雄にスカウトされている田村恵、今後も九州で活躍する選手の獲得に励んでほしい。

ドラフトでの目玉選手は福岡ソフトバンクホークスとの競合になってしまうので、将来的に磨けば光る原石を獲得してチームとして育てる、これこそがカープらしい戦略だと思う。

そうして活躍した選手が1軍の部隊で躍動すれば、田村恵だけでなく村上孝雄も天国で喜ぶはずだ。

 

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