カープの代打の切り札である小窪哲也が、FA権を行使せずに残留することを決めた。
カープにとっては必要不可欠な選手、残留と聞いてホッとした。
代打での成績が先発での成績を大きく上回る小窪哲也
カープへの残留が決まった小窪哲也、代打の切り札であるが、本人はサードのポジション獲りに燃えている。
確かにまだまだ30歳、代打の切り札でベンチを温める歳ではない。
しかし、代打と先発での成績を比較すると、代打での成績がとても良いのだ。
2015年 | 打席 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
先発時 | 23 | 18 | 1 | .056 | 0 | 0 |
代打 | 62 | 50 | 19 | .380 | 1 | 15 |
途中出場 | 3 | 3 | 1 | .333 | 0 | 0 |
計 | 88 | 71 | 21 | .296 | 1 | 15 |
途中出場とは、守備から試合に入ったケースと、代打後に守備に入り、回ってきた2打席目の成績である。
小窪哲也の代打成績、恐るべしである。
2014年も代打率.389の好成績であり、1打席に賭ける集中力は球界一といっても過言ではない。
逆に考えると、なぜ先発で試合に出ると成績が悪いのかが不思議である。
先発で出場した6試合で放った安打は僅か1本。
その1本も1打席目で放っている。
小窪哲也自身はサードのポジションを狙っている。
球団はサードを守れる外国人選手の獲得を目指しており、カープに取ってはレギュラー不在のポジションである。
(サード以外のポジションも空いているとこが多いが・・・)
ベテランの梵英心や木村省吾、若手の安部友裕や堂林翔太、美間優槻などポジション争いが熾烈である。
ここに中堅の小窪哲也が競争に参加して、キャンプ・オープン戦とチーム全体のレベルをあげてもらいたい。
だが・・・シーズンではやはり代打の切り札として活躍してもらいたいと思う。
小窪哲也を超える代打の切り札は存在しない。
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