2015年のプロ野球、埼玉西武ライオンズの秋山翔吾が216安打を放ち、シーズン最多安打の記録を更新した。
200安打以上を放った延べ7人目の選手となったが、過去の選手と安打数を比較してみたい。
1994年のイチローの安打数は驚異的
200安打を初めて超えたのは、1994年にオリックスブルーウェーブに在籍していたイチロー。
この年から仰木彬監督の下、登録名を鈴木一朗からイチローへ変更し、大ブレークした。
そして、2010年には阪神タイガースのマット・マートンが214年の安打を放ったのがこれまでのシーズン記録であった。
順位 | 安打数 | 試合数 | 達成年 | 130試合換算 | 名前 | 所属 |
1位 | 216 | 143 | 2015年 | 196 | 秋山翔吾 | 埼玉西武ライオンズ |
2位 | 214 | 144 | 2010年 | 193 | マートン | 阪神タイガース |
3位 | 210 | 130 | 1994年 | 210 | イチロー | オリックスバファローズ |
4位 | 209 | 144 | 2010年 | 189 | 青木宣親 | 東京ヤクルトスワローズ |
5位 | 206 | 144 | 2010年 | 186 | 西岡剛 | 千葉ロッテマリーンズ |
6位 | 204 | 144 | 2007年 | 184 | ラミレス | 東京ヤクルトスワローズ |
7位 | 202 | 146 | 2005年 | 180 | 青木宣親 | ヤクルトスワローズ |
イチローが210安打を放った1994年は、シーズン130試合制であった。
今では、シーズン140試合を超えており、10%ほど試合数が多い。
イチローと同じ130試合での安打数を算出すると、200安打に達する選手は誰もいない。
1994年のイチローがどれだけ驚異的な数字だったかがわかる。
130試合制であった1994年の試合数を基にするのであれば、220安打を放って、当時の200安打と数字が並ぶ。
1994年のイチローは210安打を放っているので、231安打を放たなければ、イチローの数字を真に抜いたことにはならない。
今後、簡単には破られることのない数字の一つだと思う。
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