夏の甲子園が終わってからほぼ1ヶ月。
全国各地で来年春のセンバツ出場を賭けた戦いが展開されている。
強豪校の敗退、出場辞退が相次ぐ
春の選抜へと続く道は、各都道府県によって異なる部分があるが、地区大会⇒都道府県大会⇒地方大会へと戦いがあり、各地方大会の上位チームから選抜される。
更に地方大会の優勝チームが集まる神宮大会の優勝校や21世紀枠を含めてセンバツ出場の32校が決定する。
この秋は横浜高校が県大会で44年ぶりにコールド負けで敗れたり、沖縄尚学が部員10人の宮古総合実業に敗れるなど波乱が起きている。
高校野球で勝ち続ける難しさを物語っている感じだ。
そして悲しい事に済美や日南学園といった強豪校が部内暴力で出場できていない。
2年半もない高校野球生活、5回しかない甲子園への出場チャンスをこうした形で無くすのは残念で仕方ない。
強豪校になると勝利至上主義があるのかもしれないが、人間形成の一環であることを指導者が中心になって考え直す必要があるだろう。
東邦高校バンビ3世藤嶋健人が敗れた愛知県
センバツへの道、愛知県を例にもう少し詳細に解説すると、愛知県は名古屋、尾張、知多、西三河、東三河と地区分けされており、各地区の上位校が県大会に出場。
県大会で3位までに入ると東海大会に出場できる。
そして東海地方からは2校が割り当てられているので、東海大会の決勝に進出する事がセンバツ出場への1つの目安だ。
数年前までは東海地方からは3校が選出されていた。
強い東海地方を復活させて、再び3枠を得てほしい。
夏に甲子園出場を果たした東邦高校。
背番号10の1年生、バンビ3世こと藤嶋健人が注目を集めていた。
しかし、この秋はベスト8を賭けた誉高校戦で0-1と敗戦。
好投手が敗れるとしたらロースコアになるケースが多いが、正にそんなスコア。
藤嶋健人は夏春夏春夏の5季連続の甲子園を目指していたと思うが、野球はそんなに甘くないと感じたことだろう。
愛知県大会のベスト8の戦いは以下の通り。
・愛知啓成ー豊橋工
・愛工大名電ー中京大中京
・春日丘ー西春
・誉ー豊田西
私学4強の愛工大名電と中京大中京に注目が集まりそうだが、東海大会に進めるのは3校。
どの学校もセンバツに向けて負けられないベスト4を賭けた戦いとなる。
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