カープの1軍捕手は2人制となっている。
最終的にはリーサルウェポン「中東直己」がマスクを被ることになる。
2014年9月12日(金)対阪神タイガーズ@甲子園球場で、中東直己が捕手として出場した。
2013年4月14日(火)対中日ドラゴンズ@ナゴヤドーム以来、通算6試合目の捕手としての出場である。
接戦での捕手の経験は?
9月に入りジャイアンツを追いかけるために無駄な負け試合を作る余裕はない。
しかし昨夜は、初回に無死満塁のチャンスを逸するなど6回を終わって1-8と敗戦濃厚。
試合を見ながら、こういう試合で中東直己にキャッチャーの経験を積ませておいた方がいいのでは?と思っていたら、8回の裏に中東直己がマスクを被った。
と言うのも、負け試合で追い付くために野手全員を使い果たし、延長になれば捕手:中東直己のケースが何度かあった。
突然マスクを被るより経験をさせておいた方が良いと思ったのだ。
ベンチも同じ考えだったのだろう。
捕手:中東直己を見て先ず安心したのが、プロテクターに「00」の数字が入っていたことだ。
急造の捕手であれば道具一式を借りることになるが、「急造捕手」ではなく「第3の捕手」であることが確認できた。
そして今井啓介をリードして三者三振。
このところパッとしなかった今井啓介を巧みにリードしたのは素晴らしい。
ただし、ランナーがいる場面での対応も試しておきたかったところ。
盗塁への対応だけでなく、ランナーが出ればグランド内以外に自軍・敵軍ベンチも含めて広い視野が必要とされる。
そして実際に捕手を使い果たし第3の捕手としてマスクを被るのであれば、延長戦での可能性が高い。
今回のような試合の行方がほぼ決した場面ではなく、緊迫した場面となれば雰囲気も違うので、なるべく緊迫した場面を試したかったが、それは仕方なし。
中東直己の存在は大きい。
外野の守備固め、代打・代走、そして第3の捕手とカープには欠かせないユーティリティプレーヤーだ。
何より他球団が考える、もしもの時の急造捕手ではない。
捕手を一人減らせる事で、ベンチ枠に一人余裕を与える。
シーズンも終盤を迎え選手の起用法も博打的要素が増えてくる。
接戦・延長で出番があった時の捕手:中東直己に注目だ!!
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