東邦高校が甲子園1回戦を大勝した。
先発したのは1年生右腕藤嶋健人。
高校生離れした体格と投球術、藤嶋健人
1年生ながら甲子園初戦の先発を任された藤嶋健人。
先頭打者を四球で出すものの、落ち着いたマウンドさばきで初回をゼロに抑える。
2回に1死満塁のピンチを迎えるが、ピンチになるとギアチェンジが出来るのか、雄叫びを上げながらのピッチングで見事にピンチを切り抜けた。
高校1年生らしからぬ重そうなストレートが魅力だが、縦のカーブを使ったりと投球術にも長けていると感じる。
この辺りは若いものの「野球脳」も持っているのだろう。
結局、8回を投げて3失点の堂々たるピッチングでの甲子園デビュー。
投球は圧巻だが、私が気になったのがマスコミが彼のことをバンビ2世と表現することだ。
3年生鈴木一朗を抑えて甲子園出場を決めた1年生投手水谷完
藤嶋健人はバンビ2世ではなく、3世だ。
1991年夏の愛知県大会決勝戦は東邦vs愛工大名電。
愛工大名電の4番は現在ニューヨークヤンキースで活躍するイチローこと鈴木一朗。
準決勝までの打率が驚異の.720。
東邦高校監督は現大垣日大監督の阪口慶三。
試合前日には満塁でも鈴木一朗を敬遠すると発言していた。
(奇しくも松井秀喜5打席連続敬遠の前年のこと。)
しかし、決勝戦には奇襲ともいえる作戦で、先発に1年生投手水谷完を起用し、初回は敬遠したものの、続く3打席を見事に抑え、東邦高校が甲子園に出場。
この時の水谷完がバンビ2世と言われている。
マスコミにはきちんと報道してもらいたいものだ。
まだまだ成長段階の高校1年生
水谷完は2年生以降、外野を守ることが多かった。
大学、社会人でも野手として活躍。
初代バンビ、坂本桂一も結果として高校1年生が一番活躍した時期になってしまったようだ。
まだまだ成長段階の高校1年生に取って、どれだけ体の無理をさせずに心技体の成長を促すかが、個人としても野球界全体としても将来に掛かってくる。
しかし、藤嶋健人の1回戦の投球数をみると8回で83球。
完投していても100球に満たない計算だ。
高校1年生にして省エネピッチングができ、制球に苦労しない点は頼もしい。
バンビ(小鹿)がディアー(鹿)に成長するまで、見守っていきたい。
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水谷完投手は、小学校時の憧れでした。現在いかがなされているのだろう。
細川 智 さま
水谷完さんの近況は、私も全く把握しておりません。
高校野球の監督など、野球に携わっていてもらいたいですね。