日本プロ野球機構が2015年シーズンからセ・パ交流戦の試合数の削減を決定した。
ファンの意見は取り入れられているのだろうか?
交流戦開始から試合数削減までの経緯
日本で交流戦が開始されることになったのは、2014年のストライキ問題に関係する話。
近鉄球団の消滅、10球団制への移行を考えていたオーナー達に選手会がNoを突き付け、ストライキを実行した。
日本プロ野球において1つの大きな汚点だ。
話し合いの結果、12球団維持と交流戦の実施が決定した。
これは選手会が要望した物で、ファンの意見を取り入れたものだ。
そして2005年に始まったセ・パ交流戦、当初は36試合制であったものが2007年より24試合制となり、2015年より18試合制へ移行する。
これはセ・リーグの要望が大きい。
セ・リーグの意見としては、スケジュールに懸念を持っているようだ。
パ・リーグと比較して屋外球場が多く、シーズン終盤に順延試合が組まれるケースが多い。
9月末から10月の日程調整に苦労するようだが、交流戦のスカスカスケジュールや交流戦後の4日ほどの雨天順延用の予備期間、ここらが改善されればスケジュールが上手く回ると主張している。
そして10月中に日本シリーズを終了出来れば、11月は侍ジャパンの強化に充てられると。
一見、真っ当な意見に感じるが、交流戦の日程については試合を削減させることなく調整が可能ではないだろうか?
例えばメジャーリーグは交流戦(インターリーグ)の期間を定めていない。
通常のリーグ戦を行いながら、間にインタリーグが入っている。
同じ日にリーグ戦をやっているチームとインターリーグをやっているチームが存在する。
交流戦の期間を定めてしまうから日程に無理がきているはずだ。
セントラルリーグの本意
セ・リーグの本意は日程の都合ではないだろう。
巨人・阪神との対戦成績を増やしたいとの意見も聞かれるが、それも違うと思う。
最近は特に巨人戦がドル箱とは思えない。
カープ戦のが好まれるのではないだろうか?
間違いなく、交流戦での対戦成績が芳しくないための削減要望だと思う。
ファンとしては、中途半端な18試合に交流戦の魅力はあまり感じない。
選手会は素直にYESというのか見守ってみたい。
カープは鬼門の交流戦、リーグ制覇を考えれば試合数削減は嬉しい話。
交流戦をやられっ放しでは胸糞悪い!という意見はカープファンでも希少だろうか?
関連記事:
- None Found