2016年7月3日、福岡ソフトバンクホークス対北海道日本ハムファイターズ@ヤフオクドーム、北海道日本ハムは1番ピッチャー大谷翔平というオーダーを組んだ。
そして初球を捉え、先頭打者本塁打。
投げては8回無失点、試合も2-0で勝利し、勝利投手。
正に漫画の世界である。
プロ野球では3例目でホームランを放ったのは大谷翔平のみ
1番ピッチャー大谷翔平は、ビジターで先攻だから考えられたオーダーなのかなと思う。
先ずは投げる前に、なるべく早く打者として打席に立たせようという思惑だったと思う。
そして、その初球を見事に先頭打者本塁打にしてしまうのは、驚愕である。
高校野球でもあまり見られない1番ピッチャー、プロの世界でも過去にあったのかなと調べてみたら、大谷翔平で3例目である事がわかった。
◆1971年8月22日ヤクルトアトムズ対大洋ホエールズ@神宮球場
ダブルヘッダーの2試合目にヤクルトアトムズは外山義明を1番ピッチャーで先発起用。
投手としては1回1/3でノックアウト。
ヒットを打つこともできなかった。
この年の外山義明は、投手とし5勝11敗の成績であったが、外野手や代打の出場も多く、打率.211、3本塁打の数字を残している。
◆1944年8月14日阪急軍対産業軍@阪急西宮球場
(産業軍とは、現在の中日ドラゴンズのこと)
阪急軍は1番ピッチャーとして、山田伝を起用。
投げては9回完投完封、打っては5打数3安打2打点の大活躍で合った。
大谷翔平が1番ピッチャーで勝利投手、そして安打を放ったのは、戦前の山田伝以来。
しかし、山田伝はホームランは打っておらず、1番ピッチャーでホームランを放ったのは大谷翔平が初。
近代野球では考えられないことを次々と起こしてくれる大谷翔平には夢とロマンが詰まっている。
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