前田健太がロサンゼルスドジャースへ移籍することになったが、将来的に肩・肘の故障リスクがあるということで、基本年俸が抑えられ、インセンティブが厚い契約となった。
この契約システムが話題を呼んでいるが、肩・肘に問題があるとなれば、ロサンゼルスドジャースは前田健太に無駄な負荷を掛けることはしないはずだ。
侍ジャパンへの選出可否は契約条項に含まれているはず!
ロサンゼルスドジャースは岩隈久志を一旦契約した後に、身体検査で問題が生じたとして契約を破棄している。
メジャーでもトミー・ジョン手術をしている投手が増加しており、日本人投手が渡米後に肘を故障するケースも多い。
リスクを抱えたくない球団の思惑が垣間見える。
一人の医師が状況を判断して、その結果を二人目の医師が再確認するセカンドオピニオンというのはよく聞くが、前田健太の場合は5人の医師が確認をしたらしい。
フィフスオピニオンとでも言うのだろうか?
そして五人の医師全員が将来的に肩肘への故障が考えられると判断したのだから、ドジャースも慎重にならざるを得ない。
基本年俸が安い、契約期間が短いというのは、ケガでシーズンを棒に振っても8年間で6年活躍してくれたら良いと思っているのかもしれない。
それでもやはり、8年間ローテーションを守ってほしいというのが球団の一番の思いだろう。
とすると、ロサンゼルスドジャースが前田健太を侍ジャパンに送り出すことはしないはずだ。
メジャーでは国際大会よりシーズンを重視する。
メジャーリーグ機構が主催するWBCであっても、選手を簡単には派遣しない。
松坂大輔がボストンレッドソックス時代の2009年WBCで活躍したものの、その際に股関節を痛めた。
シーズンに入ってからも右肩の疲労で故障者リスト入りするなど、2009年以降二桁勝利を上げる事なく、日本球界に復帰した。
日本人は日の丸を背負うと力以上のことを出そうとするのは、ロサンゼルスドジャースも承知の事だろう。
間違いなく、前田健太を侍ジャパンに派遣させないと思う。
このことは契約に含まれていてもおかしくない。
8年間ローテーションを守れば、日米通算200勝が見える!
広島東洋カープに9年間在籍した前田健太。
ルーキーイヤーは1軍で登板することなく、2年目に1軍デビューを果たしている。
実質8年で97勝を上げてのメジャー挑戦。
メジャーで同じ8年間をケガなくローテーションを守れば、日米通算200勝が見えてくる。
年齢にして35歳。
8年の間にワールドチャンピオンにも輝き、サイヤング賞も獲得し、最後は黒田博樹と同じようにカープで現役を終えてもらいたい。
ただ、黒田博樹が帰ってきた時とは別で、それまでにカープも優勝し、常勝チームとなっていてもらいたい。
前田健太もカープが強くなることを望んでいるに違いないはずだ。
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