2014年のカープレギュラーシーズンが終了した。
優勝を逃し、最後の最後までクライマックスシリーズ本拠地開催権を得られる2位を目指したが、残念ながら3位で終えた。
貯金6は大きな躍進
レギュラーシーズンの最終成績は2年連続で3位。
優勝を目指していたチームであり、クライマックス本拠地開催も逃し落胆の声が大きい。
しかし冷静に考えてみれば、昨年は借金3でクライマックスシリーズに進出したチーム。
そこから今年は貯金6まで作れるチームになったのである。
昨年と比較すれば+9の成績、大きな飛躍だと思う。
選手もファンも優勝する事が改めて簡単なことではないと実感したことだろう。
2014年の貯金6は、2001年に貯金3を作って以来の勝率5割以上であり、メークドラマが流行語になった1996年に貯金12を記録して以来の数字。
メークドラマ以降、負の歴史が長らく続いたのだが、その歴史からは脱却しつつあると言える。
優勝するには貯金20を!!
優勝した読売ジャイアンツの貯金は21。
過去10年のセントラルリーグ優勝チームの貯金の平均は28.1。
最少でも2007年の読売ジャイアンツと2011年の中日ドラゴンズの貯金17。
カープが最後に優勝した1991年は貯金18。
要するに優勝するには貯金20を目指さなければならないのだ。
2014年のカープはスタートダッシュに成功してゴールデンウィーク明けの5月10には貯金12まで達していた。
その後は交流戦の失速もあり貯金の上積みが出来ず。
昨年を振り返ってみても、クライマックスシリーズに進出したものの、7月24日の時点で最大借金14もあり、そこから2ヶ月間で躍進をみせての3位。
一時的に爆発力を持つチームである。
若いチームだからこその勢いと脆さがあると感じる。
一時の勢いだけでなくシーズン通して力を安定して出せるか、調子の波を如何に小さくするかが来年以降、カープが優勝するためのポイントだろう。
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