プロ野球では1試合に1つ死球(デッドボール)が見れれば多い方だ。
そんな数字の中、プロ野球の1イニング最多死球は3となっている。
この数字を持っている投手とは?
1イニング最多死球3の記録を持っている投手はサイドハンドやシュートを武器にする投手が多い!
2016年、プロ野球全体での死球の数は591であった。
12球団の平均では49.25となり、1チーム1試合平均では0.34となる。
つまりは、1試合では0.68になるので、死球は1試合平均で1つ以下。
そんな確率の中、1イニングに3死球を与えた投手がこれまで9人存在する。
投手名 | 日付 | 所属球団 | 対戦相手 | 備考 |
宮本幸信 | 1977.5.19 | 日本ハム ファイターズ |
近鉄 バファローズ |
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望月卓也 | 1979.5.12 | ロッテ オリオンズ |
日本ハム ファイターズ |
3者連続 |
西本聖 | 1979.8.1 | 読売 ジャイアンツ |
広島東洋 カープ |
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村田辰美 | 1981.4.8 | 近鉄 バファローズ |
南海 ホークス |
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ジオ・ アルバラート |
2010.9.4 | 広島東洋 カープ |
阪神 タイガース |
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田島慎二 | 2014.7.4 | 中日 ドラゴンズ |
読売 ジャイアンツ |
3者連続 |
ジェイソン・ スタンリッジ |
2014.7.14 | 福岡ソフトバンク ホークス |
千葉ロッテ マリーンズ |
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塚原頌平 | 2015.5.8 | オリックス バファローズ |
北海道日本ハム ファイターズ |
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青柳晃洋 | 2017.6.30 | 阪神 タイガース |
東京ヤクルト スワローズ |
1936年に創設されたプロ野球であるが、この記録が初めて出たのは1977年と遅めである。
その後、1981年まで4投手が記録した後は2010年のジオ・アルバラートが記録するまでパタッと止まっていた。
しかし、2010年以降、頻発している。
1イニング3死球、出やすい年代があるのだろうか?
また、記録を出している投手を見ているとシュートを得意球にしていたり、サイドハンドでシュート回転してしまう投手が多い。
これはプロとして生きる為に仕方ない事なのかもしれない。
1979年に西本聖が記録した死球の中には、連続試合出場中の衣笠祥雄に当てた1球も含まれる。
この死球で左の肩甲骨を骨折する重傷を負ってしまった衣笠祥雄、全治2週間と診断が下されたが、翌日の試合で代打として登場!
1122試合で連続試合出場が途切れるかと思われたが、不屈の闘志で試合に出場したのである。
豪腕江川卓の前に三球三振を喫したが、三球ともフルスイングした姿にファンは感動したという。
そして試合後のコメントもカッコいい!
「1球目はファンのために、2球目は自分のために、3球目は西本君のためにスイングしました」
「それにしても江川君の球は速かった」
そしてその翌日の試合からは2番三塁手としてフル出場して、連続試合出場を途切れさせることはなかったのである。
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