沢村賞の選考基準を全項目満たした投手一覧!21世紀にも多く存在するし、受賞できなかった選手もいる!

そのシーズンで最も優れた先発投手に贈られる沢村栄治賞。

選考基準として7項目があるが、近代野球では全項目の達成は難しいと言われている。

沢村賞選考基準を全て満たしたのは過去11人!

これまで沢村賞選考基準7項目を全てクリアしたことがある投手は、これまで以下の11人(計13回)である。
























基準 25 10 15 .600 200 150 2.50
北別府学 1982 36 19 20 .714 267.1/3 183 2.43 受賞
江川卓 1982 31 24 19 .613 263.1/3 196 2.36 北別府学
桑田真澄 1987 28 14 15 .714 207.2/3 151 2.17 受賞
斎藤雅樹 1989 30 21 20 .741 245 182 1.62 受賞
佐々岡真司 1991 33 13 17 .654 240 213 2.44 受賞
今中慎二 1993 31 14 17 .708 249 247 2.20 受賞
ダルビッシュ有 2007 26 12 15 .750 270.2/3 210 1.82 受賞
ダルビッシュ有 2008 25 10 16 .800 200.2/3 208 1.88 岩隈久志
涌井秀章 2009 27 11 16 .727 211.2/3 199 2.30 受賞
田中将大 2011 27 14 19 .792 226.1/3 241 1.27 受賞
ダルビッシュ有 2011 28 10 18 .750 232.0 276 1.44 田中将大
金子千尋 2013 29 10 15 .652 223.1/3 200 2.01 田中将大
菅野智之 2018 28 10 15 .652 202.0/3 200 2.14 受賞

*太字:リーグ最高

1982年以前にこの基準を全て満たした投手はたくさんいる。

ただし、この7項目が出来たのは1982年からであるので、1982年以降のみでまとめている。

近代野球は分業制で、7項目をすべてクリアするのは難しいと思っていたが、20世紀(1982年~2000年)と21世紀(2001年~2016年)で区切ると、20世紀6人、21世紀5人(計7回)とそれほど変わらないのである。

日本球界は定期的にスーパーエースが出てくるということだろう。

また、1982年の江川卓、2008,2011年のダルビッシュ有、2013年の金子千尋と全項目をクリアしながら沢村賞を受賞できなかった投手もいる。

同時期にライバルが出現することがレベルの高い選手へと育てる要因になっているのだと思う。

沢村賞の選定項目は、クオリティスタートの項目を入れる等、時代に合わせて選考基準を変えることが検討されているようだ。

そのニュースを聞いた時には納得したが、今回調べた結果からいけば、変えなくても良いのかな?と感じたりもする。

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