2020年東京オリンピックに向けた新国立競技場の建設費の問題、どれほど高いのかをプロ野球の各本拠地の建設費と比較してみた。
新国立競技場の建設費はマツダスタジアム28個分?
新国立競技場、当初は1,600億円の建設費の予定であったが、そこから900億円増えて2,500億円が必要と算出されている。
これがどれほどの費用なのか、プロ野球の各スタジアムの建設費と比較してみた。
スタジアム名 | 建設費 | 会場年 | 収容人数 |
福岡ヤフオク!ドーム | 760億円 | 1993年 | 38,500人 |
京セラドーム | 498億円 | 1997年 | 36,146人 |
札幌ドーム | 422億円 | 2001年 | 42,270人 |
ナゴヤドーム | 405億円 | 1997年 | 40,500人 |
東京ドーム | 350億円 | 1988年 | 46,000人 |
QVCマリンフィールド | 133億円 | 1990年 | 30,082人 |
マツダスタジアム | 90億円 | 2009年 | 33,000人 |
古い球場はデータがわからなかったので、1990年以降に建設された球場のみを抜粋。
開閉式の屋根を持つ福岡ヤフオク!ドーム、建設費は480億円との報道もあるが、それでも2,500億円には遠く及ばない。
新国立競技場の収容人数は8万人で、400mのトラックが必要なので、サイズはこれらのスタジアムと比較したら大きくはなるが、それでもやはりこの建設費は高すぎではないだろうか?
マツダスタジアムの建設費と比較するとマツダスタジアムが28個も作れる計算である。
国民の税金が投入される新国立競技場の建設費。
これだけの予算が組めるのであれば、各スポーツの底辺拡大として子供やアマチュア界へ予算を回した方が良いと思うのは私だけだろうか?
こうしたことは、国よりも企業の方が上手やりくりする点だなと強く感じる。
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