カープの調子が上がってこない。
先発投手陣はクオリティスタートを達成し、試合を作っているケースが多く、打線の奮起が待たれるところである。
日本人選手が活躍しなければ優勝はない!!
カープ打撃陣がなかなか上向かない。
猫の目打線で毎試合打順を変更し、打線の核になる4番も固定できていない。
開幕はヘスス・グスマンでスタートしたもののケガで離脱して以降は、新井貴浩や松山竜平が4番に入ったこともあるが、緊急昇格したロサリオが4番を打つケースが多い。
カープ打線は助っ人頼みであるのだ。
昨年もエルドレッドが4番を打ちチームを引っ張ったが、夏場以降のスランプでチーム全体が萎んでいった印象だ。
外国人選手に頼らなければならないのはわかるが、外国人選手がいないと戦えないのは本当のチームの強さではないだろう。
私が記憶に残っているカープの優勝時、1984年、1986年、1991年は外国人選手に頼ってはいなかった。
私の記憶がないカープ優勝時でも山本浩二&衣笠祥雄が打線を引っ張っていたはずであり、カープが優勝するためには日本人選手がやらなければならない。
特に1991年の優勝時は今の戦力と似ているような気がする。
大砲不在で、充実した投手陣を中心に守りきる野球をしていた。
佐々岡真司、川口和久、北別府学の3本柱が安定しており、抑えの大野豊が試合を締める形。
打線はといえば若きチームリーダー野村謙二郎が3番に座りチームを引っ張ったが、20本塁打以上を打った選手はいない。
外国人野手アレンもいたが、チームの中心ではなく、本塁打も9本。
今年のカープが目指す野球は1991年スタイルなんだと思う。
現状、1991年と違うのは接戦を勝ちきれていないところ。
接戦を勝ちきるのは紙一重な部分が多いと思うが、その紙一重を拾っていかないとカープの優勝はない。
関連記事:
- None Found