今シーズン、なかなかリリーバーの調子が上がらないカープ。
自身もリリーバーであった小林幹英ピッチングコーチは頭を悩ましていることだろう。
登板過多と信頼のバランスは?
近代野球は投手の分業制が確立されて、先発投手は試合を如何に作れるかが重視される傾向にある。
(個人的には中6日で登板する先発投手には完投を目指してほしいと思う。)
メジャーの基準でもあるクオリティスタート(6回3失点で合格)も日本に浸透してきており、7回以降の投手の重要度が増している。
実際に優勝するチームを見るとセットアッパー&クローザーがしっかりしているチームであることが多い。
その為、どのチームも7回以降の構成に頭を悩ませる。
クローザーは僅差で勝っている最終回か、同点での延長戦での登板となるが、セットアッパーは様々な使われ方をすることが多く、信頼のおける投手になればなるほど登板数が増えてしまう。
しかし、登板過多によるケガ防止とのバランスを取らなければならない。
カープの1軍ピッチングコーチを務める小林幹英、
独特のアーム式のピッチングフォームでストレート、フォーク、カーブのコンビネーションで勝負していたが、スピードガン以上に球のキレがあり、ストレートで空振りを取っていたのが印象的な投手だ。
ルーキーシーズンに中継ぎスタートして、信頼を勝ち得てクローザーとなったものの、この年がキャリアハイになってしまった投手でもある。
ルーキーシーズンは54試合の登板数でありながら81.2イニングに登板。
自身の経験もあるので、リリーバーの起用法には慎重なってもらいたいと感じる。
小林幹英、2005年の現役引退後は1軍、2軍のピッチングコーチを続け10年目。
カープのユニフォームを18年継続して着ていることになる。
コーチを続けているのはコーチング力が高いのか?人間性に優れているのか?何らかの理由があるのだろう。
関連記事:
- None Found