右肘じん帯の部分断裂が判明したダルビッシュ有。
セカンドオピニオン、サードオピニオンの診断を受けているが、手術の可能性も否めない。
メジャー入団後に人体損傷する選手が多いと感じる
近年、メジャーリーグではトミージョン手術を受ける投手が増えており問題視されている。
昨年、ダルビッシュ有が先発投手の中4日の登板間隔は肘への影響が大きいと発言し注目を集めた。
そのダルビッシュ有自身が右肘じん帯の部分断裂。
近年、日本人投手がメジャー挑戦後に肘にメスを入れことが増えていると感じる。
名前 | 手術年 | メジャー移籍何年目? |
大塚晶則 | 2008、2009、2010 | 5、6、7年目 |
田沢純一 | 2010 | 2年目 |
松坂大輔 | 2011 | 5年目 |
和田毅 | 2012 | 1年目 |
藤川球児 | 2013 | 1年目 |
もっと多いかと思いきや、そうでもなかった。
2010年の田沢純一から毎年ドミージョン手術をしている選手がいるので多いと感じたのだと思う。
2014年も手術は回避したものの田中将大が、そして今ダルビッシュ有が問題に直面している。
気になるのは和田毅、藤川球児、そして田中将大とルーキーの年に肘を故障している点だ。
肘への影響は登板間隔だけでなく様々な意見が言われている。
私はボールの影響が大きいのではないかと思っている。
先発投手の中4日だけの問題であれば、リリーバーは別の指標を持ってこなければならない。
それ以上に、近年ルーキーイヤーに日本人が肘に問題を抱えることが多いことを考えると、ボールの違いが肘に負担を掛けているのでは?と思わずにはいられない。
日本時代の酷使が影響しているかもしれないが、メジャーではメディカルチェックを行ってから契約を締結する。
岡島秀樹は2012年シーズン、ニューヨークヤンキースと契約間近であったが、メディカルチェックで肩に問題があると判断されて、契約に至らなかった。
岡島秀樹はその年にソフトバンクに在籍して普通に投げていたが、肩・肘は契約前に隈なくチェックしているのだ。
そのチェックを潜り抜けてルーキーイヤーで肘に問題を抱えるので、メジャー移籍直後、登板数も多くない段階での故障であり、ボールの違いが影響しているのでは?思うのである。
メジャーのボールは縫い目が大きく滑りやすいと言われる。
WBCなどで多くの日本人投手が滑ると発言しており、滑らせないためにボールをしっかり握る必要があるといった発言をしているが、これこそが肘への影響を大きくさせているのではないだろうか?
メジャーではボールの質も一定していないと聞く。
日本プロ野球は統一球問題が完全に解決していないが、メジャーこそ肘に負担の少ないボールの開発を進めるべきだと感じる。
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