黒田博樹が入団記者会見を行った。
広島ではテレビ局が特番を組むなど盛り上がっているようだが、「カープ愛」、そして「1球の思い」を感じさせる会見であった。
黒田博樹の1球の重み
最近では科学の進歩もあってか、40歳を過ぎても現役を続ける選手が増えた。
中日ドラゴンズの山本昌は50歳を迎えるシーズンで注目されている。
黒田博樹も先日40歳を迎えたが、あと数年は普通に投げられると思う。
しかし、黒田博樹は「自分に残された球数はそんなに残ってない。」「カープで野球をすることの方が『1球の重み』を感じれる。」と先のことを考えない発言をしている。
残された時間を、最後はカープでとの思いで復帰を決めてくれたのだ。
黒田博樹は実際に1球に対する熱い思いを持っている。
熱いハートを持ちながら、冷静に黙々と投げる黒田博樹、審判に抗議することもほとんど見たことがないが、2013年5月13日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦の降板時に主審に食って掛かったことがある。
(megapictureより)
試合終盤、完全なるストライクをボールと判定された。
そしてその打者にヒットを打たれて降板。
ベンチに下がる際に「ミスジャッジはあの1球だけだろう」と主審が発言しての猛抗議。
1球に思いを乗せる黒田博樹としては、同じくプロフェッショナルであるべき審判に軽く言われた一言が許せなかったのだろう。
巷では、そして私の友人の間でも黒田博樹が実際に何勝するかで盛り上がっている。
私は15勝くらいと予想しているが、勝ち星やローテーションを守りながら、若手に対して背中で1球の重みを教えてあげられるだけでも価値がある。
カープ投手陣は大人しい性格の投手が多いと思う。
そんな投手陣に1球に対する熱い思いを伝えてもらいたい。
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