12球団合同トライアウトの必要可否、実力値は把握してるはず

本日、第1回目の12球団合同トライアウトが行われている。

このトライアウト、必要なのか?と思う。

国内よりも海外や他競技に対するお披露目会?

現役続行を希望していてもトライアウトを受けない選手がいる。

多くがベテラン選手だ。

ベテラン選手の実力値は他球団も把握している。

1軍にいなくても2軍の状況も見に行けるだろう。

ベテラン選手が他球団へ移籍する場合、精神的支柱としての期待値が大きいので、興味あるチームがチェックするのは体が動くかどうかくらいだろう。

 

若手でもトライアウトを受けない選手がいる。

今回であれば、元中日ドラゴンズの22歳吉川 大幾。

読売ジャイアンツが興味を持っていると報道されている。

当初は合同トライアウトに参加予定だったが、急遽参加を取りやめた。

おそらく報道通りに読売ジャイアンツが獲得する方向で、トライアウトを受ける必要性がなくなったのだと思う。

 

日本のプロ野球、他球団のことも各球団ある程度は把握しているはずである。

興味のある選手は水面下で声を掛けているだろうし、トライアウトをしなくても実力値はわかっているはず。

ケガや体の状態を確認するだけのテストと言っていいかもしれない。

トライアウトで結果が良い/悪いは何の意味も持たないはずだ。

例えば2007年の合同トライアウトでは、元西武ライオンズの柴田博之が5打数4安打1盗塁の好結果を残すもどの球団からも声が掛からなかった。

柴田博之の実力値は各球団把握済、トライアウトの結果が良かろうが悪かろうが、編成的に必要とする球団がなかったということだ。

 

しかしこの時、競輪界から声がかかった。

その運動能力の高さに注目したのだろう。

プロ野球の合同トライアウトには他競技のスカウトが目を光らせている。

そして台湾などアジアを中心に他国の野球関係者が選手のチェックに訪れている。

このように考えると、12球団合同トライアウトは国内プロ野球よりも他競技や海外に向けたお披露目の色が強く感じる。

選手たちからすれば生活がかかった戦い、多くの人の目に留まってほしいことだろう。

 

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