横山竜士引退で90年代のカープを知っているのは倉&東出のみ

カープ一筋20年、怪我に悩まれ続けた横山竜士が引退を発表した。

ありがとう横山竜士。

 

ドロップの使い手からスライダーピッチャーへ、ルーズショルダーとの戦い

横山竜士が1軍で頭角を現した頃、真っすぐと縦のカーブを中心にグイグイ押すピッチングに魅了された。

1997年に中継ぎで10勝したわけだが、ローテーションに入らないかな?と当時のカープファンは誰しもが思っていたことだろう。

近代野球では投げ手が少なくなった縦のカーブ、いわゆるドロップの使い手であったが、ルーズショルダーに悩まされて以降はピッチングスタイルを変更。

「怪我して以降は制球重視」と評している人もいるが、私の印象は四球やヒットを打たれながらも結果的に「0」で抑える投手。

晩年はドロップを投げる事は少なくなり、スライダー中心での頭脳的なピッチングで最少失点に抑える投手であった。

若いころは速球派、晩年の頭脳的なピッチングスタイル、そして怪我との戦い、横山竜士の経験はカープ投手陣に必ず活きるはず。

早い段階でのスタッフ入りを熱望したい。

 

カープ90年代を知る選手は2人だけに

昨年、前田智徳が引退し1991年カープ最後の優勝を知る選手がいなくなった。

そして今回の横山竜士の引退で90年代のカープを知る選手も倉義和と東出輝裕の2人だけ。

彼らが入団した頃からカープの暗黒時代が始まったと言えるかもしれないが、苦しい時代を支えてきた選手たち。

彼らが頑張ってきたから今のカープがある。

球団も横山竜士に対してはきちんと引退の花道(引退試合)を用意するそうだ。

悲しく思うのではなく、常勝カープの幕開けとして華やかに送りだした方が横山竜士も喜ぶのかもしれない。

ありがとう横山竜士、そして今後もカープをヨロシク(^^♪

 

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