2017年4月1日の対阪神タイガース@マツダスタジアム、延長10回9-8とサヨナラ勝ちした。
両軍計27四球(28四死球)であったが、9回までに出した26四球は80年ぶりに記録したプロ野球タイ記録となるお寒い試合であった。
カープは1イニング最多四球の日本記録を持っている!
この試合、8回表までに20四球を出しており、この時点でセントラルリーグ記録に並び、8回裏にあっさりとセ・リーグ記録を更新。
そして、9回終了までに両軍ともに13四球を出し計26四球となった。
これは、1937年9月12日、金鯱対ライオン戦での26四球に並ぶ日本タイ記録(金鯱15、ライオン11)。
戦前の記録に並んだ。
4月1日はエイプリルフール、嘘であってほしい記録だ。
1試合での四球にまつわる記録を調べてみた。
1試合でのチーム最多四球は1936年12月6日に名古屋がタイガース戦で記録した19。
個人に限ると、1994年7月1日に近鉄バファローズの野茂英雄が西武ライオンズ戦に記録した16四球。
16四球を出しながら5安打8奪三振の3失点で完投勝ちしている(スコアは8-3)。
191球を投げているが、近代野球では有り得ないだろう。
指名打者制で代打を送られなかったこと、また野茂英雄だからこそ完投できたのがポイントかもしれない。
カープにとっては良い意味の四球の日本記録がある。
1イニングの最多四球は1978年7月6日、カープが対読売ジャイアンツの2回表に記録した10。
与えた方ではなく、もらった方である。
その内訳は山本浩二、エイドリアン・ギャレット、衣笠祥雄が各2四球、水沼四郎、北別府学、正垣泰祐、水谷実雄が各1四球となっている。
だが、1試合にしろ1イニングにしろ、こんな試合を見ている方は疲れがドッと出ることだろう。
日本の野球の最高峰のリーグであるプロ野球、締まった試合を見せてほしいと思う。