日本プロ野球の生みの親、正力松太郎。
その業績を称え、1977年からその年のプロ野球の発展に大きく貢献した人物(監督・コーチ・選手・審判)に正力松太郎賞が贈られる事になった。
カープで正力松太郎賞を受賞したのは古葉竹識と衣笠祥雄の2人のみ!
正力松太郎賞の対象は、監督・コーチ・審判となっているが、これまで審判が受賞した事は一度もない。
1977年の初めて正力松太郎を受賞したのは、その年に通算本塁打世界記録を更新した王貞治。
そして、2016年に日本ハムファイターズ監督の栗山英樹が受賞して、現行12球団全てのチームから正力松太郎賞受賞者が誕生する事になった。
2016年までに監督として受賞したのが30名、選手として受賞したのが13名となっている。
(2名選出された年が3度あり。)
特に2000年に松井秀喜が受賞して以降、21世紀になってからは監督の選出が続いている。
21世紀以降では、2006年にWBCを制した原辰徳が受賞しているが、その他の年には日本シリーズ優勝監督が必ず受賞している。
(2006年の日本一監督は北海道日本ハムファイターズのトレイ・ヒルマン。)
21世紀になって野手として正力松太郎賞を受賞したのは、2012年に監督原辰徳と共に受賞した阿部慎之助ただ一人。
正力松太郎賞=日本一監督という印象が強い。
カープで正力松太郎賞を受賞したのは1980年に2年連続で日本一になった時の監督古葉竹識と1984年に日本一になった時のセントラルリーグMVPの衣笠祥雄。
1984年を最後にカープと正力松太郎は縁が無くなってしまった。
1984年以来日本一になっていないことが遠因となっているだろう。
次にカープが日本一になった時、その監督が正力松太郎賞を受賞する可能性は高い。
緒方孝市であってほしいと思う!
関連記事:
- None Found