交流戦、対日本ハムファイターズ、対東北楽天イーグルスとのアウェイの対戦を終えた。
2016年は日本プロ野球開催の最北球場である旭川スタルヒン球場での試合も組まれており、セントラルリーグ最西の球団であるカープに取っては長距離の遠征となった。
北海道・東北遠征となれば、選手は飛行機を駆使して移動するが、野球道具はカープトラックによって陸路&船舶で運ばれる。
そのトラックドライバーである前真澄さんが、この北海道遠征を持って引退となった。
カープの遠征移動距離は長い!野球用具運搬車の移動は大変!
プロ野球の遠征というと、夏の甲子園開催時の阪神タイガースの長期遠征が過酷と有名だが、カープの通常の遠征の方が過酷だと思う。
セントラルリーグの最西に位置し、東京までの遠征は基本的に新幹線。
福岡に本拠地を置くソフクバンクホークスは基本的に飛行機移動であり、カープの過酷さを感じる事ができる。
しかし、選手以上に大変なのは裏方スタッフである野球用具運搬車のドライバーであろう。
東京遠征では片道12時間をかけて荷物を運搬する。
当日移動であれば、試合終了後直ぐに車を走らせて、翌日の練習に間に合わせているはずだ。
そのカープ野球用具運搬車のドライバーを1976年から務めていた前真澄さんが、この北海道遠征で現役引退となった。
40年間ドライバーを務め、カープ黄金期から暗黒の時代までを見続けて、裏からカープを支えた功労者。
一番選手や球団のことを知っているスタッフと言ってもいいかもしれない。
もう一度だけでも優勝を経験してもらいたかったなと思う。
後任は甥の洋央さん。
身近な存在である人間にしか後を継がせたくないのかもしれない。
カープの野球用具運搬車はカープトラックと呼ばれている。
見ると幸運になるとかならないとか。
ちなみに私は一度も見たことがない。
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