2016年シーズンから背番号2を背負う田中広輔。
カープの背番号2は、高橋慶彦、東出輝裕など俊足好打の内野手が付けてきた番号だ。
特に往年のファンにとっては80年代の黄金期を支えた高橋慶彦のイメージが強いだろう。
田中広輔は高橋慶彦以来のシーズン2桁三塁打を目標に掲げたようだ。
カープのシーズン&通算三塁打ランキング!
野球の華といえば本塁打。
しかし、本塁打を放つと選手はダイヤモンドを一周してベンチに下がってしまうが、三塁打は長打を放ちながらダイヤモンドに残っているので一番カッコイイと「名門!第三野球部」の檜あすなろも言っていた。
名門!第三野球部 全16巻完結(文庫版)(講談社漫画文庫) [コミックセット]
カープは俊足好打の選手が多く、本拠地マツダスタジアムも広いので三塁打が出やすいチームだと思う。
2015年に9本の三塁打を放った田中広輔、これはリーグ最多記録である。
(両リーグでの最多は秋山翔吾の10本。)
田中広輔は背番号2の先輩である高橋慶彦以来の三塁打10本を来季の目標としているが、カープの歴代シーズン三塁打記録が気になったので調べてみた。
順位 | 名前 | 本数 | 年 |
1位 | 高橋慶彦 | 11 | 1980 |
2位 | 高橋慶彦 | 10 | 1978 |
3位 | 田中広輔 | 9 | 2015 |
4位 | 野村謙二郎 | 8 | 1990 |
梵英心 | 2006 | ||
東出輝裕 | 2009 | ||
7位 | 岩本章 | 7 | 1951 |
高橋慶彦 | 1979 | ||
正田耕三 | 1988 | ||
正田耕三 | 1989 | ||
野村謙二郎 | 1991 | ||
天谷宗一郎 | 2009 | ||
東出輝裕 | 2010 |
やはり高橋慶彦の名前が多く出てくる。
通算での球団最多三塁打数を見ても、やはり高橋慶彦がトップである。
順位 | 名前 | 本数 |
1位 | 高橋慶彦 | 55 |
2位 | 野村謙二郎 | 47 |
3位 | 大和田明 | 39 |
4位 | 正田耕三 | 35 |
5位 | 緒方孝市 | 30 |
東出輝裕 | ||
7位 | 平山智 | 29 |
8位 | 山﨑隆造 | 28 |
9位 | 梵英心 | 27 |
10位 | 古葉竹識 | 25 |
高橋慶彦の55本は球場の狭い旧広島市民球場を本拠地にしていた時代。
マツダスタジアムを本拠地にする田中広輔、毎年10本の三塁打を放てば5年後には球団記録を更新することができる(現在は11本)。
田中広輔にとって、三塁打のシーズン&通算球団記録は達成してほしい記録ではなく、達成しなければならない記録であろう。
関連記事:
- None Found