混戦のセントラル・リーグを抜け出すべく奮闘しているカープ。
こんな時には、起爆剤を投入し、ラッキーボーイが出現すればチームを勢い付けるはずだ。
そんな存在はチームにいるだろうか?
1軍に昇格すべき選手は?
現在、ウェスタンリーグで2位ソフトバンクホークスに6.5ゲーム差を付けて首位を独走しているカープ。
今や読売ジャイアンツよりも巨大戦力化しているホークスよりも上である。
ホークスには育成選手も多くおり、3軍までしっかりと形成されているが、そんなホークスよりもカープは育成上手?
若手も順調に育っていけばカープの未来は明るい。
しかし、将来だけでなく混戦のセ・リーグを抜け出すためには、今から起爆剤やラッキーボーイの出現を期待したい。
野手では外野手の下水流昂が打率.285、本塁打10、打点32の好成績で、本塁打、打点の2冠王。
1軍外野手の層は厚いが、内野手も含めてベンチの顔ぶれを見ていると、下水流昂を1軍に上げるのは面白いと思う。
また、安部友裕も打率.327とシュアは打撃を見せている。
安部友裕は何度も1軍の経験をしているので、ウェスタンではこれくらいやって当たり前の選手と言える。
オールスター期間中の1軍練習にも呼ばれている2人、夏場の厳しい時期に1軍昇格があるだろう。
一方の投手。
首位を独走しているので、光る原石がいるかと思いきや、実はそうでもないかもしれない。
序盤に6連勝した戸田隆矢や4勝1敗、防御率1.65と好成績を残した薮田和樹は1軍にいる。
しかし、1軍の投手陣は盤石かといえばそうでもない。
野村祐輔が不調で2軍降格するようだが、そこで生まれるローテーションの1枠を埋める選手は誰なのか?
ファームの成績を見ていると、篠田純平、小野淳平、武内久士、中村恭平、九里亜蓮といった投手が先発を務めているが、どうもパッとしない。
名前だけをみると、全員1軍で投げたこともある投手で大学卒である。
後がない気持ちで投げてほしいし、1軍の投手陣を見ればチャンスは大いにある。
野村祐輔のローテーション枠を誰が埋めるのか、興味津々である。
1軍ではリリーバーも足りていないが、一岡竜司が1軍に上がってきた。
シーズン序盤不振だったが、昨年のようなキレの良いストレートとフォークが戻っていれば、リリーバーの層が厚くなる。
後は今村猛の完全復活を待つだけだ。
ウェスタンで首位のカープ、チーム全体で戦うためにどのタイミングで誰を1軍に上げてどのように戦うか?
カープが混戦を抜け出すためにはチーム全体の力が必要であり、采配が大きなカギを握るはずだ。
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