1998年、夏の甲子園準々決勝「横浜対PL学園」は今でも語り尽されるほどの死闘となり、延長17回7-5で横浜が勝利した。
しかしこの死闘により、延長は最大18回から15回へと短縮される事になった。
甲子園の延長引分再試合は接戦になる事が多い!
春・夏の甲子園、当初は延長に際限なく試合が決するまで行うルールであったが、昭和33年(1958年)夏の選手権から延長18回まで、そして平成12年2000年の春のセンバツから延長は15回までと変更になった。
雨や戦前の日没引き分け再試合を除いて、これまで延長18回/15回で引き分け再試合になったのは12試合あるが、再試合でも接戦になっているケースがほとんどである。
延長18回引き分け再試合 | ||
1試合目 | 2試合目 | |
昭和33年(1958年) 夏 準々決勝 |
徳島商-魚津 0-0 |
徳島商-魚津 3-1 |
昭和37年(1962年) 春 準々決勝 |
作新学院-八幡商 0-0 |
作新学院-八幡商 2-0 |
昭和39年(1964年) 夏1回戦(開幕戦) |
掛川西-八幡東 0-0 |
八幡東-掛川西 2-6 |
昭和44年(1969年) 夏 決勝 |
松山商-三沢 0-0 |
松山商-三沢 4-2 |
延長15回引き分け再試合 | ||
平成15年(2003年) 春 準々決勝 |
花咲徳栄-東洋大姫路 2-2 |
花咲徳栄-東洋大姫路 5-6x |
平成18年(2006年) 春 2回戦 |
早稲田実-関西 7-7 |
早稲田実-関西 4-3 |
平成18年(2006年) 夏 決勝 |
駒大苫小牧-早稲田実 1-1 |
駒大苫小牧-早稲田実 3-4 |
平成19年(2007年) 夏 2回戦 |
佐賀北-宇治山田商 4-4 |
佐賀北-宇治山田商 9-1 |
平成20年(2008年) 春 3回戦 |
平安-鹿児島工 3-3 |
鹿児島工-平安 1-0 |
平成26年春(2014年) 春 2回戦 |
桐生一-広島新庄 1-1 |
広島新庄-桐生一 0-4 |
平成29年春(2017年) 春 2回戦 |
福岡大大濠-滋賀学園 1-1 |
滋賀学園-福岡大大濠 3-5 |
平成29年春(2017年) 春 2回戦 |
福井工大福井-健大高崎 7-7 |
福井工大福井-健大高崎 10-2 |
延長18回引き分け再試合は全て0-0で1試合目を終えている。
延長15回引き分け再試合も含めて、これまで12回再試合を行ったケースがあるが、その内8試合が2点差以内で勝負を決している。
再試合になるくらいお互いの力が拮抗しているので、2試合目も接戦になるという事だろう。
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