NPB(日本野球機構)は、試合時間の短縮を目的に、コミッショナー表彰として「スピードアップ賞(仮)」を2016年より新設した。
そして、2016年5月1日までの第1回個人ランキングが発表されたが、おそらく、今後は毎月発表されていくデータになるのだろう。
データをどのように活用するかが試合時間短縮のポイントになるはずだ。
1試合300球として、投球間隔を1秒短縮できれば300秒の試合時間短縮
始めて発表された投手・打者のランキングはNPBの公式サイトに掲載されている。
⇒ スピードアップ賞(仮称) 無走者時 平均投球間隔時間ランキング セ・リーグ 投手(5月1日現在)
イメージと合致しない。
読売ジャイアンツの菅野智之が投げる試合はテンポよく試合時間が短い気がするが、投球間隔が短い訳ではないようだ。
四死球が少なく投球数自体が少ないために、菅野智之の試合は短く感じるのだろう。
一昔前と比較するとちぎっては投げちぎっては投げという投手が減ったような気もする。
無走者時で10秒を切っている投手は埼玉西武ライオンズの牧田和久と 小石博孝の2人しかいないようだ。
ランナーがいない状況で10秒以上かかるものだろうか?
全体的に投球間隔が長いような気がする。
1試合で150球を要すとして、両チームで300球投げるとしたら、投球間隔を1秒縮めると試合時間は5分短縮できる。
(投球数は推定。 ⇒ プロ野球1試合当たりの平均投球数何球?)
3時間以内の試合時間を目指してるNPBにとって5分はとても大きいはずだ。
今年から新設されたスピードアップ賞(仮)、試合時間短縮を目的にするのであれば、投球間隔が短い選手だけでなく、投球間隔が長い選手も公表すべきではないだろうか?
投球間隔が長い選手の方が時間短縮に貢献できる度合いは大きいはずである。
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