東西対決がなくなった夏の甲子園、2015年は隣県対決が多い

夏の甲子園では、2006年の大会まで1回戦では全国が東西に分かれて対戦校が決まっていた。

しかし、2007年以降はこの東西対決がなくなりフリー抽選となった。

2015年の組合せ抽選では隣県での対決が多く興味深い。

東西対決はなくても良いと思う

1978年の大会以降に定着した夏の甲子園初戦の東西対決。

2007年に廃止されるまで約30年間適用されていたルールである。

初戦が終わると、東西対決の結果が新聞にも掲載されていたが、実際にどちらが強かったのか?と言ったところまでは記憶にない。

東西対決がなくなった理由は、東西の境目の県である高校では隣県対決の可能性があり、公平性を保てないことが理由にあったようだ。

東サイドの境である富山、岐阜、三重と、西サイドの境である石川、福井、滋賀、奈良、和歌山は不公平になる可能性があった。

今でも同一県(東・西東京、南・北北海道や記念大会で出場校が増える県)での1回戦での対決は行われない。

 

2015年の夏の甲子園、1回戦で多くの隣県対決が実現した。

【東海対決】
岐阜城北(岐阜) – 中京大中京(愛知)

【富士山対決】
東海大甲府(山梨) – 静岡(静岡)

【紀伊半島対決】
津商(三重) – 智弁和歌山(和歌山)

練習試合を行っている可能性も十分にある。

隣県で対戦するのはもったいないという考えもあるだろうが、ライバル県としての戦いと見れば面白味もある。

特に山梨と静岡の戦いは興味深い。

1校1代表制が定着する前の1936年(第22回) – 1957年(第39回)は山梨・静岡で1校が甲子園に出場していた。

オールドファンはその頃を思い出すかもしれない。

 

東西対決については色々な議論があろうが、全国大会なのでフリー抽選で良いと私は思う。

 

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