2016年シーズン、最下位に低迷したオリックスバファローズだがシーズンの捕逸(パスボール)が「0」でシーズンを終えた。
これは史上初の快挙である。
カープのシーズン捕逸数最少は1979年の「1」
2016年、25年ぶりに優勝を果たしたカープ。
野手陣の成長もあるが、投手陣の充実が優勝へ果たした貢献度も大きい。
その投手陣を支えたのが石原慶幸を始めとする捕手陣。
内角を強気に突くインサイドワークで投手陣を支えていた。
しかし、パスボールは少なくはなく、石原慶幸と會澤翼が3、磯村嘉孝も1とチーム全体で7つのパスボールを記録した。
パリーグを制した北海道日本ハムファイターズもチーム計9つのパスボールを記録している。
その一方で、最下位のオリックスバファローズは捕逸が「0」。
これまでの最少記録は、1979年の広島東洋カープ、1981年の近鉄バファローズ、2007年の千葉ロッテマリーンズの「1」であるが、カープは優勝、バファローズは最下位、マリーンズは2位。
パスボールの数とシーズン順位はあまり関係がないようだ。
2006第1回ワールドベースボールクラシックの優勝メンバーでもある里崎智也はプロであれば、捕逸「0」は当たり前だと言う。
確かにワンバウンドしたボールは、捕逸ではなく暴投(ワイルドピッチ)が記録される。
パスボールが起こるのはバッテリー間のサインミスが原因であることが多いようだ。
しかし、プロでもそんなにサインミスが多いのだろうか?
優勝したチームでもサインミスが多いのだろうか?
野球の記録を調べていくと、不思議な事が多いなと感じるのである。
優勝したとはいえ、捕逸が7つもあったカープ、更にバッテリー間の呼吸を合わせてシーズン捕逸「0」を目指してもらいたい。
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