セントラルリーグ最西部を保護地域・本拠地にしている広島東洋カープ。
セントラルリーグは最東部が東京になるが、パシフィックリーグは北海道から福岡まであり、交流戦期間は移動距離も長くなる。
2016年の北海道日本ハムファイターズとの交流戦では、札幌ドームより北東の場所に位置する旭川スタルヒン球場で試合を行った。
日本プロ野球を開催したことがある、最東・最西・最南・最北部の地は果たしてどこになるのだろうか?
ソウル・満州・台湾でも公式戦開催経験がある日本プロ野球
日本プロ野球公式戦開催の最北・最東・最西・最南球場は以下のようになる。
球場名 | |
最北部 | 旭川市花咲スポーツ公園硬式野球場 (スタルヒン球場) |
最東部 | 釧路市民球場 |
最西部 | 那覇市営奥武山野球場 (沖縄セルラースタジアム那覇) |
最南部 | 那覇市営奥武山野球場 (沖縄セルラースタジアム那覇) |
どこも良く知られた球場である。
空の便も発達し、選手も一昔前と比較すれば移動も楽になっていると思う。
しかし、もっと良く調べてみると、日本プロ野球は日本国内だけでなく、海外でも公式戦を行った過去がある。
◆ソウル竜山満鉄グラウンド:日本運動協会vs天勝野球団
1920年に日本で始めた誕生したプロ野球チームである日本運動協会と、1921年に日本で2番目に設立されたプロ野球チーム天勝野球団が、1923年6月21日にソウルで試合をしている。
この2チームの対戦はこの時が初、すなわち、日本で初めてプロ野球チーム同士の対戦が行われたはソウルなのである。
◆満州リーグ戦
当時のプロ野球9球団が満州に集結し、1940年7月31日~8月23日の期間、新京(現・長春)、奉天(現・瀋陽)、鞍山、大連でリーグ戦が開催された。
優勝したのは東京巨人軍。
当時の満州には日本人が多く、野球熱が盛んだったようだ。
◆アメリカ占領下での那覇市営奥武山野球場での公式戦
・1961年5月20日:西鉄ライオンズ対東映フライヤーズ戦(戦後初の海外遠征)
・1962年6月13、14日:阪急ブレーブス対大毎オリオンズ戦
◆台北市立天母棒球場
・2002年5月14、15日福岡ダイエーホークス対オリックス・ブルーウェーブ
日本プロ野球の公式戦が行われた最南・最西球場と言える。
インターネットや航空技術の発達・価格破壊で、世界は近くなったと言われるが、日本プロ野球は今後、海外遠征も行っていくのだろうか?
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