2000本安打を達成した新井貴浩。
最も思い出に残る1本は2005年の10月7日のヤクルトスワローズ戦@神宮球場で放ったライト線への三塁打らしい。
実は黒田博樹も、新井貴浩のヒットの中でこの1本が一番印象に残っていると語っている。
黒田博樹キャリアの中で唯一の中継ぎ勝利は、新井貴浩の決勝打で最多勝確定!
2005年、カープは山本浩二政権最後の年で最下位に沈んだ。
その中で黒田博樹が最多勝、新井貴浩が本塁打王に輝き、共にベストナインを受賞した年である。
黒田博樹の15勝目は、神宮球場でのヤクルトスワローズ戦、キャリアの中で唯一の中継ぎ登板での勝利投手となった。
⇒ 2005年10月7日(金)ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ(神宮球場)
先発大竹寛の後を受け、2-2の同点の場面で5回から登板。
両チーム2点ずつを取り、迎えた8回表1死1,2塁から右翼線に決勝の三塁打を放ったのが新井貴浩だ。
自然とガッツポーズが出たようだが、3塁ベンチ前でキャッチボールをしていた黒田博樹からすると、「とんでもないガッツポーズ」を向けられて思い出に残っているらしい。
黒田博樹がカープに入団したのが1997年。
1997年こそ3位になるが、その後は暗黒時代が続いた。
1999年からは新井貴浩が加入し、それぞれエースと4番の道を歩むものの2003~2004年は共に不振の時期があり、辛いお酒を飲みにいったこともあるそうだ。
「昔、共倒れした時期がある。」と語るのは、この時期のことだろうが、それだけに2005年にお互いが復活した記憶がとても残っているのかもしれない。
共にカープを離れた時期があるが、今2人の胸にあるのは、カープで優勝した経験がないということだろう。
暗黒時代を経験し、個人では立ち上がってきた2人。
あとはカープの優勝という悲願を達成してもらいたい。
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