福岡ソフトバンクホークスを自由契約になり、他球団への移籍を模索していた松中信彦が現役引退を決断したようだ。
2月末まで現役続行を目指した松中信彦、新しい引退の形になるのだろうか?
大物選手の引退、どこでけじめを付けるのか?
松中信彦はアトランタオリンピックで4番を打ち、日本を銀メダルに導いた。
振り返れば、野球が公開競技になったバルセロナ五輪で銅、アトランタ:銀、シドニー銅、北京:4位という結果であり、最高成績を残したアトランタの中心選手。
(シドニーの中心選手とでもあったが・・・)
2006年の第1回WBCでも4番を打ち、日本を優勝に導いており、日本野球界における功労者と言える。
福岡ダイエーホークス-福岡ソフトバンクホークスでも中心選手となっていった。
1999年の初優勝以降、2004年には平成唯一の三冠王に輝くなど、チームを常勝チームに導いている。
普通であれば綺麗に引退の花道を飾ってもいい選手。
自分で引退を決められる選手と言ってもいいだろう。
しかし最近では、最後まで現役に拘る選手が多い。
引退を決められると言っても、球団もいつまでも給料を払っている訳にもいかないので、最終的には現役引退を勧告する訳だが、言葉が悪いが往生際の悪い選手が多い。
生粋の野球好きで野球小僧が多いと言った方がいいだろうか?
松中信彦は新たな契約先を求めて、自ら各球団の編成部に連絡を取ったみたいだが、これだけの選手がこれだけのバイタリティを最後まで見せたのは、現役選手に何らかの刺激を与えると思う。
野球でご飯が食べられる幸せを感じてほしいものである。
松中信彦は2月末を現役続行への最終期限に設定していた。
この形、新しい現役引退の形をなるだろうか?
中村紀洋のように現役引退を発表していない選手もいる。
井端和弘のように、実はまだまだやれるのに盟友の引退・監督就任と共に現役引退を決める選手もいる。
ここまでの功労者となれば、最後の決め方は自分で選べるということだろう。
彼らの行動・判断に対してとやかく言う人もいるが、それが彼らの生き様。
ただし、引退が決まった今、福岡ソフトバンクホークスはオープン戦にでも引退セレモニーをしてほしいと思う。
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