平成唯一の三冠王、松中信彦が正式に引退してサンデーモーニングに出演していた。
引退したんだなと実感したが、タイミングがタイミングだけにどこからも指導者の声は掛からなかったのだろう。
独特の内角打ちの技術は、多くの選手に還元してもらいたいと思う。
カープでは三冠王を獲得した選手はいないが、三冠王に近い二冠王の選手は何人いるのだろうか?
山本浩二・江藤智が首位打者を取れずに二冠王!
カープの個人成績を振り返ってみると、三冠王を獲得した選手はいないが、二冠王を獲得した選手は2人いた。
スラッガー山本浩二と江藤智である。
年 | 名前 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
1980 | 山本浩二 | 3位.336 (矢沢健一.369) |
44 | 112 |
1981 | 山本浩二 | 6位.330 (藤田平.358) |
43 | 103 |
1995 | 江藤智 | 12位.286 (パウエル.355) |
39 | 106 |
1995年の江藤智は打率が3割に届いていないが、1980、1981年の山本浩二は打率も高く、三冠王を獲得していてもおかしくない数字。
タイトルは相手あっての結果だが、実に惜しい。
ちなみに、2015年の本塁打王山田哲人は打率2位、打点も2位と三冠王に近かった。
もっとも、史上初の本塁打王と打点王を同時に獲得した選手であり、三冠王&盗塁王となれば、野手としてこれ以上ない選手となるのでる。
カープの現役選手を見渡せば、三冠王どころか、どれか一つタイトルを獲得できる選手がいるのだろうか?という状態である。
可能性が高いのは、ブラッド・エルドレッドの本塁打王であろう。
しかし、野球というスポーツは個人成績を競うスポーツではない。
個々の能力を上手く組み合わせてチームを勝利に導けばいいのである。
そうなると、監督の力量が大きくなるのであるが・・・
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