2015プレミア12、2番打者は読売ジャイアンツの坂本勇人が務めている。
プロ野球選手が完全参戦するようになって以降の国際大会の結果を見ると、2番打者の固定が優勝への大きなポイントになるかもしれない。
優勝していない大会では2番打者を固定できていない!
2004年のアテネオリンピックからオールプロで国際大会に出場するようになっている。
それ以降の大会で、2番打者を務めた選手をまとめてみた。
年 | 大会 | 2番打者 | 結果 |
2004年 | アテネ五輪 | 宮本慎也 | 銅メダル |
2006年 | WBC | 西岡剛 | 優勝 |
2008年 | 北京五輪 | 青木宣親、荒木雅博 | 4位 |
2009 | WBC | 中島裕之、片岡易之 | 優勝 |
2013年 | WBC | 角中勝也 、松井稼頭央、井端弘和 | ベスト4 |
2015 | プレミア12 | 坂本勇人、川端慎吾 | ? |
優勝しているのは、2006年と2009年のWBC。
2006年のWBCでは西岡剛が全試合で2番を務めた。
2009年のWBCは2試合片岡易之(当時の登録名)が2番を務めたが、これは中島裕之の体調不良があった為。
基本線は2番中島裕之で優勝をしている。
その他の大会を見ると、アテネオリンピックは宮本慎也が全試合2番を努めているが、それ以外では、複数人が2番を務めて優勝を逃している。
シーズンでも打線を固定するか猫の目になるか、監督の好みが出る。
短期決戦では、大会で使える選手と使えない選手を早めに見極めることが必要というが、繋ぎも求められる2番打者は日本野球の象徴かもしれない。
2番打者が固定できるかどうか=機能するかどうかで大会の結果も変わってくるかもしれない。
2015プレミア12、ここまで2試合は坂本勇人が2番を努めて結果も出しているが、このまま坂本勇人を固定して起用してもらいたい。
追記:この記事を書いた当日の試合で、2番に東京ヤクルトスワローズの川端慎吾が起用されました。
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