2014年日本シリーズ、福岡ソフトバンクホークスが日本一で幕を閉じた。
この両チームには、守備力でスタメンを勝ち取った選手がいる。
福岡ソフトバンクホークスの今宮健太と阪神タイガースの前田大和だ。
9番に繋ぎの選手がいた方が打線が流れるはず
今宮健太、前田大和ともにバッティングでは繋ぎの選手。
シーズン中は2番を打つことも多く、ともに2014年のリーグ最多犠打を記録している。
しかし、今シリーズでは下位打線を打つことが多かった。
そして気になったのはDH制度があるヤフオクドームでの打順。
第3戦目は、共に8番に入り、9番にキャッチャー(SB細川、T鶴岡)が入った。
単純に打てる順に打線を組めばこの順番かもしれないが、1番打者は基本的に良いバッターが入るので打線を流すには9番に今宮健太、前田大和が入ったほうがいいのでは?と思っていた。
しかも1番打者は瞬足の選手が多いので、9番も足の速い選手のが良い。
セントラルリーグでは基本的に9番にピッチャーが入るが、ピッチャーほど打てなければ、9番ピッチャーは納得はできる。
しかし、8番に繋ぎの選手を入れて9番キャッチャーというのは、どうも気持ち悪い。
そして第4戦目と5戦目、福岡ソフトバンクホークスは同じ打順であったのに対し、阪神タイガースは8番藤井彰人、9番前田大和と打順を入れ替えた。
この阪神の打線のがしっくりとくる。
しかし、結果的に阪神タイガースはDH制のあるヤフオクドームで勝てなかった。
思えば、福岡ソフトバンクホークスはシーズン中から捕手が9番を打っていた。
DH制の打順の組み方はこちらのが正しいのだろうか?
キャッチャーに関しては代打を出しやすいようで出しにくいポジション。
特殊なポジションだからだ。
ベンチに3人の捕手を入れておいたとして、スタメンキャッチャーには代打が出せても、代わって入ったキャッチャーには代打が出しにくい。
3人目のキャッチャーは最後の砦であり、簡単には出場させることはできない。
そうした理由もあって、一番打順の遠い9番にキャッチャーを入れているのかもしれない。
6番DH西岡剛?
野球の打順は不思議なもので、入れ替えて上手くいくときもあればそうでないときもある。
最後の試合、6番に降格した西岡剛が最後のバッターとなったが、打順をいじるとその選手のところにチャンスがやってくる不思議なスポーツ。
ただし、西岡剛は6番で使う選手なのかな?とスタメンを聞いた時から疑問であった。
6番DHであれば、新井兄弟や伊藤隼太の起用のほうがよかったのではないだろうか?
良い選手がいれば勝てるのが野球ではなく、どのように配置するかで勝負が別れる野球。
とても奥の深いスポーツだ。
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