2015年は黒田博樹の復帰で開幕投手は前田健太とどちらかが務めるかと注目が集まっている。
そんな開幕戦、前年、もしくは前々年のAクラスチームのホームグラウンドで行うのが通例だが、2002年は広島市民球場で開幕戦を迎えている。
何故だったのだろう?
2002年はワールドカップの年で日程を早めに決めていた!!
カープは1998年から2012年まで15年連続Bクラス。
Aクラスのチームに与えられる開幕権も逃していた。
しかし、2015年のマツダズームズームスタジアムでの開幕は、同球場で初、そして2002年以来の地元広島でと報道されている。
なぜ2002年は広島で開幕できたのだろうか?
2002年は日韓ワールドカップの年。
サッカー熱に押されないように、前年の2001年6月にこコミッショナーが以下の提案をした。
◆2002年はセ・パ両リーグが同日開幕する。 ◆開幕戦は全国6都市で開催し、ファンにプロ野球をアピールする。 ◆早期に日程を作成し、営業活動を促進する。 ◆オールスターゲームを7月前半に早めて開催し、各球団が夏休みを十分に利用できるようにする。
ワールドカップに危機感を覚えたコミッショナーが日程を早めに、そして開幕を全国分散することとなった。
シーズン中での決定でもあったので、シーズン順位と関係なく、2002年の開幕はセントラルリーグが東京ドーム、ナゴヤドーム、広島市民球場、パシフィックリーグが札幌ドーム、大阪ドーム、福岡ドームでの開催となった。
日本ハムファイターズが札幌移転前のことであり、札幌ドームの主催は西武ライオンズ。
2001年にAクラスになりながら開幕権を逃したチームには、2003年の開幕権が与えられることになった。
これまでは前年のAクラスのチームが地元で開幕を迎えていたが、今では2年前のAクラスチームとなっているのは、この時が起点。
2年前の結果で開幕権を得られるのは、球団サイドは営業がしやすくなっているらしいが、ファンとしてはちょっと白けるかなと感じてしまう。
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