甲子園に何度も出場している高校の中には名将と呼ばれる監督も多い。
高校野球ファンならずともその名を知っている監督も多いが、甲子園での通算勝利数ランキングはどのようになっているかが気になったので調べてみた。
高校野球の監督も若き指導者への転換期か?
横浜高校では小倉清一郎部長が2014年夏に、そして2015年夏に渡辺元智監督も勇退。
横浜高校を支えた小倉-渡辺両指導者が一戦から身を退いた。
激戦区神奈川で何度も甲子園に出場し、横浜高校出身選手だけで球団ができるのではないかと思わせるほど、プロ野球界へも選手を輩出している。
日本野球界への貢献度はとても大きい。
そして、2021年には帝京の前田三夫監督も50年間に及ぶ監督生活から身を引き、2023年には同じく東京の日大三の小倉全由監督も定年退職した。
甲子園での勝利数はそれだけ野球界への貢献度と言えなくもないが、甲子園での監督勝利数ランキングは以下の通りとなっている。
*2024年8月16日更新
順位 | 名前 | 勝敗 (春/夏) |
勝率 (春/夏) |
1位 | 西谷浩一 (54歳) |
70勝15敗 (33勝8敗/37勝7敗) |
.824 (.805/.841) |
2位 | 高嶋仁 (78歳) |
68勝35敗 (30勝13敗/38勝22敗) |
.667 (.698/.633) |
3位 | 中村順司 (78歳) |
58勝10敗 (31勝7敗/27勝3敗) |
.853 (.816/.900) |
4位 | 馬淵史郎 (68歳) |
55勝36敗 (23勝14敗/32勝22敗) |
.604 (.622/.593) |
5位 | 渡辺元智 (79歳) |
51勝22敗 (23勝12敗/28勝10敗) |
.699 (.657/.737) |
前田三夫 (75歳) |
51勝23敗 (21勝13敗/30勝10敗) |
.689 (.618/.750) |
|
7位 | 木内幸男 (故人) |
40勝19敗 (13勝6敗/27勝13敗) |
.678 (.684/.675) |
阪口慶三 (80歳) |
40勝34敗 (24勝17敗/16勝17敗) |
.541 (.585/.485) |
|
中井哲之 (62歳) |
40勝22敗 (24勝12敗/16勝10敗) |
.645 (.667/.615) |
|
10位 | 蔦文也 (故人) |
37勝11敗 (21勝5敗/16勝6敗) |
.771 (.808/.727) |
小倉全由 (67歳) |
37勝20敗 (14勝9敗/23勝11敗) |
.649 (.609/.676) |
*太字は現役高校監督
勝利数ランキングなので、甲子園への出場回数が多い監督でないとランキングされない。
トップ10に名がある監督は高校野球ファンなら誰しもが知っている名将だが、年齢を重ねている監督が多く、高校野球の監督も世代交代なのかなと感じてしまう。
(年齢を重ねないとランキングされることはないのだが・・・)
大阪桐蔭の西谷浩一監督がこれからどこまで順位を上げられるか?
⇒ 2024年春のセンバツで高嶋仁監督の勝利数を抜き単独1位の通算勝利数となった!
選手だけでなく、監督からも目が離せないのが高校野球の見どころである。
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