2014年のカープは前田健太、バリントン、野村祐輔、大瀬良大地、九里亜蓮の5人までのローテーションが決まりスタートする。
6人目が出てこないが、過去メジャーでは5人だけでシーズンを乗り切ったチームがある。
2003年のシアトルマリナーズ先発ローテーション
メジャーの先発投手は中4人で登板するので、先発陣は5人いれば回す事ができる。
数少ない移動日が間に入れば中5日になるが、基本は中4日。
しかし、不調や故障で先発5人でローテーションを回す事はとても難しい。
日本でも勝利数以上に1年を通してローテーションを守っているかが査定のポイントであるくらい重要な要素。
逆に言えば、1年間ローテーションを守る事は容易いことではない。
これを同一シーズンに5人達成したのが2003年のシアトル・マリナーズ。
過去には1966年のロサンゼルス・ドジャースも達成しているようだ。
2003年のシアトル・マリナーズのローテーション投手の成績は以下の通り。
名前 | 勝数 | 負数 | 防御率 | 投球回 |
ジェイミー・モイヤー | 21 | 7 | 3.27 | 215.0/3 |
ライアン・フランクリン | 11 | 13 | 3.57 | 212.0/3 |
ジョン・ピネイロ | 16 | 11 | 3.78 | 211.2/3 |
フレディ・ガルシア | 12 | 14 | 4.51 | 201.1/3 |
ギル・メッシュ | 15 | 13 | 4.59 | 186.1/3 |
上から順に投球回数の多い順に並べてみた。
4人もの投手が200イニングを突破しているとは驚きだ。
それでもチームは2位なのはもっと驚きだ。
(1位:オークランド・アスレチックス:96勝66敗、勝率.593
2位:シアトル・マリナーズ:93勝69敗、勝率.574)
最近では成績が低迷しているシアトル・マリナーズだが、2000年代初頭は強いチームであった。
イチローが加入した2001年には、116勝46敗、勝率.716の圧倒的な数字で優勝している。
そして2003年には先発5人がローテーションを外れることなく回る快挙を達成するなど、ここまでシアトル・マリナーズが弱体化するとは誰も予想できなかったであろう。
カープは5人の投手がローテーションを守りきれるか?
メジャーリーグと違い日本のプロ野球で中4日は稀である。
前田健太、バリントン、野村祐輔は中5日での登板も示唆されているが、どうしても6人目の先発投手が必要となる。
誰が6人目の先発となるか?
しかし、大瀬良大地と九里亜蓮を加えた5人がしっかりとローテーションを守れば、6人目の先発投手が誰だとしてもチームは優勝に近づいているはずだ。
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前田健太、バリントン、野村祐輔の3人にはシーズン200イニング、大瀬良大地と九里亜蓮にはシーズン180イニングの登板を期待したい!!
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