メジャーでは全米各地を遠征します。
各球団ジェット機をチャーターしての移動。
時差もありますし、日程も過密なので体力勝負。
日本のプロ野球の遠征事情は?
広島東洋カープは、セントラルリーグで一番西に本拠地を置くチームです。
ホーム&アウェイで試合を行いますから、半分は遠征。
交流戦を除いて考えれば、一番近い遠征先は阪神甲子園球場。
一番遠い遠征先は、東京ドームと神宮球場。
カープは基本的に新幹線移動です。
広島-東京間は、新幹線で約4時間。
他球団を見てみましょう。
セントラルリーグは関東に3球団。
読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ、東京ヤクルトスワローズは、シーズンの半分以上を遠征のない関東で過ごします。
名古屋に本拠地を置く中日ドラゴンズ、兵庫県西宮市に本拠地を置く阪神タイガース、広島への遠征と交流戦を除けば、移動は東京-大阪間。
これはちょっと忙しいサラリーマンと同じような移動距離・時間でしょう。
広島東洋カープは、他の5球団と比較してデメリットを持って戦っているのです。
ケチな球団と言われますが、遠征費はかさむ。
しかし、当然ながらこれを良い訳にしてはいけません。
昔はもっとハンデがありました。
読売ジャイアンツは10年前位までは、基本的に全てナイター。
東京ドームでも遠征先でも、土曜日も日曜日もナイターでした。
札幌ドームが出来る前に行っていた札幌丸山球場ではナイター施設が無かった為に、年に2試合の札幌シリーズだけが平日デーゲーム。
球場への集客率、テレビ視聴率を考えてのナイター開催だったのでしょう。
毎日決まった時間に試合が始まるのでコンディション調整がし易かったはずです。
しかし今は視聴率低迷の問題もあり、週末はジャイアンツもデーゲームです。
他の5球団と条件が近づいております。
パシフィックリーグを見れば、北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスはお互いの本拠地の距離は約1,000キロ。
他の球団も仙台、千葉、所沢、大阪と全国各地に本拠地が点在しており、移動が大変です。
所沢も関東とは言え、東京駅や羽田空港からもかなりの距離があります。
北海道日本ハムファイターズも福岡ソフトバンクホークスもこうした状況下で結果を残しているので、遠征を良い訳にする事もできません。
新幹線も年々快適になっていますし、2014年度はホームでもアウェイでも勝ち越してもらいたい。
移動時間を如何に有意義に使えるか、強いチームの条件なのかもしれません。
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