2016年に25年ぶりにリーグ制覇を果たしたカープ。
その要因の一つとして伝統の機動力野球が復活した点が挙げられる。
20盗塁を4人が記録したチームは過去に31チームもある!
2016年のカープ打撃陣の象徴はタナキクマルの1~3番トリオと、大ブレークを果たした鈴木誠也。
この4人の特徴は走れる事である。
盗塁数は、田中広輔28、丸佳浩23、鈴木誠也16、菊池涼介13。
更なるチーム力強化を目指すべく、この4人全員が20盗塁以上を記録してもらいたい。
過去に4人以上が20盗塁以上を記録したチームはあるのかな?と思い調べてみたところ、何と31チームもあった。
昭和の時代の事かと思ったのだが、実は平成になってからも3チームが記録している。
年 | チーム | 名前(盗塁数) | |||
2014 | 北海道日本ハム ファイターズ |
西川遥輝 (43) |
中島卓也 (28) |
大引啓次 (21) |
陽岱鋼 (20) |
2011 | 福岡ソフトバンク ホークス |
本多雄一 (60) |
川崎宗則 (31) |
松田宣浩 (27) |
福田秀平 (22) |
2008 | 東京ヤクルト スワローズ |
福地寿樹 (42) |
青木宣親 (31) |
飯原誉士 (28) |
川島恵三 (20) |
平成でも、と書いたが、2008年にスワローズで20盗塁カルテットが誕生したのは1985年の阪急ブレーブス以来23年ぶりで全て21世紀になってから。
ここ数年、各チームが盗塁に重きを置いてきていることがわかる。
実は20盗塁以上を達成した31チームの内、5人以上のクインテットを達成したチームが6チームあり、さらにその中の3チームは6人以上が達成したセクステットとなっている。
【クインテット】
年 | チーム | 名前(盗塁数) | ||||
1983 | 阪急 ブレーブス |
福本豊 (55) |
弓岡敬二郎 (35) |
蓑田浩二 (35) |
松永浩美 (20) |
W.バンプ (20) |
1956 | 阪急 ブレーブス |
河野旭輝 (85) |
バルボン (55) |
渡辺清 (34) |
古川清蔵 (31) |
藤井道夫 (23) |
1954 | 南海 ホークス |
森下正弘 (51) |
飯田徳治 (48) |
木塚忠助 (37) |
岡本伊三美 (24) |
蔭山和夫 (23) |
【セクステット】
年 | チーム | 名前(盗塁数) | |||||
1955 | 阪急 ブレーブス |
バルボン (49) |
川合幸三 (40) |
渡辺清 (33) |
戸倉勝城 (21) |
藤井道夫 (20) |
河野旭輝 (20) |
1953 | 南海 ホークス |
飯田徳治 (48) |
木塚忠助(44) | 蔭山和夫 (36) |
岡本伊三美 (30) |
堀井数男(20) | 森下正弘(20) |
1951 | 読売 ジャイアンツ |
平井正明 (27) |
与那嶺要 (26) |
宇野光雄 (23) |
南村不可止 (23) |
千葉茂 (22) |
青田昇 (22) |
安部友裕がサードに定着したらクインテットの可能性も無くないだろうが、流石に近代野球で1チームから5人,6人と20盗塁以上の選手が出てくるのは困難だと思う。
タナキクマル+鈴木誠也で20盗塁カルテットを目指してもらいたい。
その為には、1~3番を任されるタナキクマルの直ぐ後の4番に鈴木誠也を据え、1~4番までが縦横無尽にダイヤモンドを駆け巡る事ができるスタメンにしてもらいたい!
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