カープの長年の課題であるリリーフ陣。
2016年も7回を抑えられる投手がなかなか見つからないが、8回-9回はランディ・ジャクソン-中崎翔太が盤石。
先発が7回まで投げて、8回ジャクソン、9回中崎翔太で逃げ切るのを2016年版カープ勝利の方程式とすれば、十分に戦っていける形だ。
JFK以降に固まった7回以降の勝利の方程式の概念を崩せ!
キャンプの時点から、8回新外国人、9回中崎翔太という形はほぼ決まっていた。
新外国人はジャクソンとブレイディン・ヘーゲンズの争いであったが、キャンプ・オープン戦を通して、ジャクソンがそのポジションを勝ち取った。
7回は、中田廉、今村猛、そしてルーキーの仲尾次・オスカル・正樹の3人で賄っていけるとオープン戦で感じていたが、シーズンはそれほど甘くない。
なかなかピシッと抑えられない。
2軍から永川勝浩が上がってきたりと手を加えているが、7回に信頼のおける投手が表れない。
ならばと、おそらく緒方孝市始めコーチ陣は先発へのノルマを7回に設定していると思う。
100球に拘らず、7回まで先発を引っ張るケースが多いが、これで良いと思う。
なんだかんだと言う人がいるが、ジャクソンと中崎翔太の8回9回は任せれる。
先発も中5日、中6日と間隔を開ければ120球くらい投げても大丈夫だろう。
そもそも近代野球で7回以降が重要視されるようになったのは、2005年に阪神タイガースが優勝した際に、ジェフ・ウィリアム、藤川球児、久保田智之が盤石のリレーを見せて勝ち切ったから。
それ以降、各チーム、7回以降のリリーバー3枚揃えることが球界の常識のようになっていた。
しかし、メジャーと違い先発の登板間隔が開くので、先発が6回で降板するのは早すぎる。
北別府学が時折提唱しているように、先発は先ずは完投を目指すべき。
そして、今のカープの現状を見ても、7回まで投げ切ってもらえればと思う。
1イニング15球で抑えていけば、7回で105球、8回で120球となるが、このペースがベースになるだろう。
1イニング14球で抑えれば、8回112球で余力が残る。
1イニング13球ならば、9回117球で完投してほしい。
逆に1イニング16球、17球ペースになってしまっても、120球まで容認すれば、7回まで投げても各々112球、119球となるのである。
2016年カープの勝利の方程式は、先発が7回まで、そして8回ジャクソン、9回中崎翔太で固めていけばよい。
そしてファンは、先発投手のイニングごとの投球数を確認しながら、ベンチの采配を見ると、少し違った角度から野球が見れて面白いと思う。
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