2016年センバツ、人口3万人の島から出場する香川県の小豆島高校が注目を集めている。
21世紀枠であるものの、秋の神宮大会を制した高松商を県大会決勝で下しているなど、力のあるチーム。
島民がフェリーで深夜に大移動して甲子園に向かうなど、話題をさらっている。
(2017年1月29日加筆)2017年には部員10名の岩手・不来方が21世紀枠でセンバツ出場を決めた。
池田高校や中村高校は少人数チームでもセンバツ準優勝!
人口3万人の小豆島は過疎化が進んでいる。
小豆島には、小豆島高校と土庄の2つの高校があるが、2017年春の合併が決まっており、小豆島中央高校となる。
甲子園出場を決めた小豆島高校も野球部員は17名と少なく、甲子園でのベンチ入り登録可能なメンバー18名に満たない。
過去にも、ベンチ入り可能なメンバーに達しなかったチームがあるが、結果を残したチームもある。
年 | チーム | ベンチ入り人数 | 結果 |
1974 | 池田 (徳島) |
11 | 準優勝 |
1977 | 中村 (高知) |
12 | 準優勝 |
1987 | 大成 (和歌山) |
10 | 初戦敗退 |
2016 | 小豆島 (香川) |
17 | 初戦敗退 |
2017 | 不来方 (高知) |
10 | 初戦敗退 |
2023 | 城東 (徳島) |
12 | 初戦敗退 |
2023 | 氷見 (富山) |
17 | 初戦敗退 |
全てセンバツ。
春のセンバツは、新3年生、新2年生と2学年だけなので、3学年揃う夏と比較すれば部員数は少ない。
それでも私立強豪校は各学年30名以上いる学校もあり、こうした問題とは無縁であろう。
それでも、センバツに出場すれば新1年生も入ってくるだろうし、夏にはメンバーが増えているはずだ。
ベンチ入りメンバーに満たない少人数チームを見ると四国が多い。
四国の過疎化を投影しているのかもしれない。
それでも、池田も中村も準優勝と結果を残している。
そして、池田には「さわやかイレブン」、中村には「二十四の瞳」とキャッチフレーズが付いた。
小豆島高校も勝ち進んで何らかのキャッチフレーズが付くまで頑張ってもらいたい。
小豆島名産のオリーブオイルと、17人、17歳に懸けて○○セブンティーンとか付くのだろうか?
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