2015年プロ野球、セントラルリーグで山田哲人、パシフィックリーグで柳田悠岐がトリプルスリーを達成した。
セ・パ当時にトリプルスリー達成者が出るのは、2リーグ制が始まった1950年以来65年ぶり。
トリプリスリー達成者は計10人だが、同時に首位打者・本塁打・盗塁のタイトルを獲得したのは4人だけ
トリプルスリー達成者は2015年の山田哲人、柳田悠岐で計10人目だが、これまでのトリプルスリー達成者は以下の通り。
名前 | 年 | 球団 | 打率 | 本塁打 | 盗塁 |
岩本義行 | 1950 | 松竹ロビンス | .319 | 39 | 34 |
別当薫 | 1950 | 毎日オリオンズ | .335 | 43 | 34 |
中西太 | 1953 | 西鉄ライオンズ | .314 | 36 | 36 |
蓑田浩二 | 1983 | 阪急ブレーブス | .312 | 32 | 35 |
秋山幸二 | 1989 | 西武ライオンズ | .301 | 31 | 31 |
野村謙二郎 | 1995 | 広島東洋カープ | .315 | 32 | 30 |
金本知憲 | 2000 | 広島東洋カープ | .315 | 30 | 30 |
松井稼頭央 | 2002 | 西武ライオンズ | .332 | 36 | 33 |
山田哲人 | 2015 | 東京ヤクルトスワローズ | .329 | 38 | 34 |
柳田悠岐 | 2015 | 福岡ソフトバンクホークス | .363 | 34 | 32 |
赤字はタイトル獲得者。
これまでに、トリプルスリーを達成して、同時に首位打者・本塁打・盗塁のタイトルを獲得したのは、1950年の別当薫と1953年の中西太だけであった。
意外と少なく、2人とも本塁打王。
山田哲人は本塁打と盗塁王、柳田悠岐は首位打者を獲得しているが、盗塁王、そして首位打者をトリプルスリーと同時に獲得したのは初である。
3部門優れた成績を残した選手であるトリプルスリー、どれかの記録でトップになるのはとても難しいことなのだろう。
また、山田哲人は本塁打と盗塁王を同時に獲得した初の選手となる。
パワーとスピード、両方を兼ね備えた選手であることがいえる。
山田哲人23歳、柳田悠岐27歳のシーズン、今後まだまだ飛躍が期待できる。
狙うは三冠王+盗塁、2人なら可能な世界である。
関連記事:
- None Found