2004年9月18日のプロ野球労働組合初めてのストライキより10年

日本プロ野球の歴史の中で決して忘れてはいけない日、それは2004年9月18日、19日。

労働組合日本プロ野球選手会が行ったストライキから10年が経った。

10年経った今、現在のプロ野球の現状を考えてみたい。

 

ファンありきのプロ野球になっているのか?

大阪近鉄バッファローズの消滅に端を発したプロ野球再編問題。

球団消滅⇒1リーグ10球団制の動きが進んでいた。

球団側は収益減少の抑制、選手会側は球団減少による雇用悪化、そして何よりファンが1リーグ制を望むのかが焦点であった。

妥協点が見れなかった為にストライキに突入したが、オリックスバッファローズが大阪近鉄バッファローズを吸収すること、東北楽天ゴールデンイーグルスの新規参入、そして交流戦の導入などで、とりあえず収拾した。

選手会はファン目線で、球団側は経営(収支)目線である感じが強かったが、結局はファン目線である選手会の発想の方が収益も生んでいるのではないだろうか?

2005年から始まった交流戦、当初は36試合制であったが、2007年から24試合制になり、2015年からは18試合制になる事が合意されている。

ファンが望んでいるとは思えない。

これはセントラルリーグ側の要望であり、疑問が残る。

 

思えば、ストライキ以降のセントラルリーグとパシフィックリーグの優勝チームを見ると特徴的である。

セントラルリーグ パシフィックリーグ
2005年 阪神
タイガース
千葉ロッテ
マリーンズ
2006年 中日
ドラゴンズ
北海道日本ハム
ファイターズ
2007年 読売ジャイアンツ
(中日ドラゴンズ)
北海道日本ハム
ファイターズ
2008年 読売
ジャイアンツ
埼玉西武
ライオンズ
2009年 読売
ジャイアンツ
北海道日本ハム
ファイターズ
2010年 中日
ドラゴンズ
福岡ソフトバンクホークス
(千葉ロッテマリーンズ)
2011年 中日
ドラゴンズ
福岡ソフトバンク
ホークス
2012年 読売
ジャイアンツ
北海道日本ハム
ファイターズ
2013年 読売
ジャイアンツ
東北楽天
ゴールデンイーグルス

()は日本シリーズ進出チームであり、2005年のパシフィックリーグの最高勝率チームは福岡ソフトバンクホークスである。

セントラルリーグは東京・大阪・名古屋の3大都市のチームが優勝している。

一方のパシフィックリーグは全球団満遍なく優勝している印象だ。

オリックスバッファローズだけが優勝していないが、2008年には2位でクライマックスシリーズ進出、今年も9月18日現在2位であり逆転優勝の可能性も残している。

しかし、2005年に歪みがあったのは間違いなくパシフィックリーグだ。

球団合併したオリックスバファローズと新規参入の東北楽天ゴールデンゴールズは2005年以降の数年間、力が劣っていた。

しかし、リーグ全体で底上げし、力の均衡したリーグに育っている。

これは地方の力、球団経営の部分が大きいと感じる。

北海道日本ハムファイターズが好例だが、地方球団が地元に根付きファンを獲得し、ファンの声援を後押しにより力を付けている。

 

セントラルリーグは優勝していないチームの本拠地は東京、神奈川・横浜、そして広島。

広島東洋カープはファン拡大により徐々に力を付けている(取り戻している)。

しかし、関東の球団はどうだろう?

ファンを取り合っている部分もあるのだろうが、視聴率の低下=野球のファン離れと安直に考えてはいないだろうか?

都会から地方に野球熱が広がっているだけで、野球全体の熱が下がっているかは甚だ疑問だ。

 

球界再編問題から10年経った今、ファンを直視できていないのはセントラルリーグの経営陣だと強く感じる。

交流戦の減少でファンは増えるのか?そして収益は増えるのか?

日本は少子高齢化時代に突入、今後は人口が減少していく。

セントラルリーグが本気でファンありきのプロ野球を考えなければ、日本のプロ野球は衰退していくことだろう。

 

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